Webデザイナーに就職、または転職する際、何か資格が必要か、有利になるのか?

未経験からWebデザイナーを目指されている方にとって、気になる点と思いますので解説します。

資格はそれほど重要ではない

私も未経験からWebデザイナーとなり、また、立場が変わって、Webデザイナーを面接する側も経験していますが、資格があるからと言って、就職や転職に大きく有利になるかというと、そうでもないというのが実際のところです。

Webデザイナーは技術職なので、結局技術的な力量が分かれば、資格が無くても問題ありません

例えば、未経験も採用の余地があるWebデザイナーの求人で2人から応募があったとしましょう。

一人が国家検定である『ウェブデザイン技能検定』の資格があるものの、応募書類にポートフォリオや制作したサイトの情報が一切無いとします。

もう一人は特に資格は無いけれど、10サイトくらい制作した充実のポートフォリオや、制作に関するデザイン意図や解説がびっしり書き込まれた応募書類が送られて来たら、ほぼ、資格がある方よりも、こちらの方が書類選考を通過すると思います。

全く同じ応募書類で資格のあるか無いか、という場合は、資格がある方が有利かもしれませんが、そんなことはまず無いですよね。

また、資格があってもデザインセンスが厳しい……という場合もあります。資格が無くてもデザインセンスが良ければ、その方は書類選考に通過しやすいでしょう。

資格は全く意味無いか、というとそうではない

では、資格が無意味かというと、そうではありません。

資格を取得する際のメリットは、体系的に学習できるという点と、資格取得の過程で知識が得られるという点です。

特に後者が重要で、先に出てきた『ウェブデザイン技能検定』にしても、その他の資格でも同様ですが、資格の取得そのものの価値よりも、取得する過程で得た学びに価値があるのです。

取得した資格があるだけで、直接的には就職や転職に有利とならなくても、資格取得の過程で得た学びや知識を活用することでスキルの幅や表現の幅が広がり、結果として、就職や転職の際に、有利に働く可能性は十分にあります。

ですので、自分の興味関心や経済的な都合、時間的な都合が付く場合は、資格取得も有意な学習になると思います。

資格取得が無くても、独学やスクールに通うなどでスキルやセンスが向上していけると思えば、資格を取得する必要は無いですし、資格取得の過程で得られるものを学んでみたいという興味関心や経済的・時間的条件があるなら、資格取得も検討すればいいのです。

まとめ

  • 資格の有無そのものが直接的に就職や転職に有利に働くとは言えない
  • 資格取得の過程で得た知識や学びをどう活かせるかが重要

手段は問わず、デザインセンスやスキルを磨くことができれば、資格が無くてもWebデザイナーになれますが、資格取得の過程で得た知識や学びを活かすことで、より有利に就職や転職活動ができる可能性はあります。

自分が興味を持てるかどうかを判断基準にして、学習方法を選択した方が結果が出やすいと思います。