Webデザイナーになるために必要な知識の内、メインとなるものはHTMLやCSS(スタイルシート)、Dreamweaver(ドリームウィーバー)やIllustrator(イラストレーター)、Photoshop(フォトショップ)、Fireworks(ファイアーワークス)といったAdobe(アドビ)系ソフトの知識や技術、使い方になります。

これらをある程度理解した後はどのような学習法が最適でしょうか?

本記事では、この点について解説していきます。

実際にサイトを作るのが一番勉強になる

HTMLやCSS、アドビ系ソフトの基本が分かってきたら、とにかくWebサイトを企画して、立ち上げ、運用することが最も勉強になると考えています。

「Webデザイナー」の“デザイナー”という部分がどうも「デザインだけする」というイメージを抱きやすいのですが、視覚的なデザインはWebデザイナーの仕事の内の一部分でしかありません。

Webデザイナーの業務範囲は大きく分けて、以下の7つがあります。

  1. Webサイトの企画・設計
  2. コンテンツ・原稿の作成
  3. Webデザイン
  4. HTMLコーディング
  5. Webプログラミング
  6. Webサイトの運用(更新や修正)
  7. Webマーケティング

HTMLやCSSは上記で言うところの「4」に該当し、アドビ系ソフトは主に「3」、ドリームウィーバーなら「4」に該当するだけで、残りの「1~2」「5~7」は、本やスクール等での学習ではなかなかカバーできない分野です。

また、当然ながら、サーバーやドメインに関する知識も必要です。

これらをひとつひとつ、完璧にマスターしようとすると大変なので、まずは、分からないことがあっても、不恰好でもいいので、自分でWebサイトを企画して作成し、サーバーにアップして公開、運用することをオススメします。

こうすることによって、Webサイトを立ち上げるということの全体像を身を持って体感でき、自分にとってやらなければならないこと、深く学習しなければならない課題が見えてくるはずです。

なお、Webデザイナーの仕事の流れについては、以下の記事で詳細に解説してありますので合わせてご覧ください。

関連記事Webデザイナーはどんな仕事? 流れや実態など仕事内容を詳しく解説

“引き出し”が多いに越したことはないが、「なぜ、その“引き出し”を選ぶべきか」の能力は実践で養われることが多い

自分が使えるデザインの幅やコーディングの幅を“引き出し”と言ったりしますが、もちろん、この“引き出し”は多いに越したことはありません。

何パターンものかわいらしいデザインやクールなデザインができる、様々な状況に応じて見やすく効率的なコーディングができるなど、“引き出し”が多ければ多いほど優れたWebデザイナーになれるのは間違いないのですが、そのデザインやコーディングを意図して選択できる能力は、実践経験を積むことで養われることが多いです。

いくらデザインの“引き出し”が多くても、選択したデザインの効果が薄ければ、お客様にとっては価値が無く失敗です。

デザインの方向性を決めるにあたり、決定の責任がWebディレクターやお客様自身にある場合は、Webデザイナーは「いただいたご要望を形にする」ということに注力すればよいのですが、そのような環境で働いているWebデザイナーは全体としては少ないというのが長年Web業界で生きてきた私の印象です。

中小のWeb制作会社ではWebディレクターがいない場合も多く、中小企業のWebサイトを制作する際は、お客様もWebサイトについて詳しくないので、常に「提案」を求められながら制作することも少なくありません。

そこで、効果がありそうな提案(=“引き出し”の中から最適な選択)ができるかどうか、というのはやはり実際にWebサイトを作ったことがある経験が多いほど、精度が高くなります。

まとめ

  • 実際にサイトを作るのが一番勉強になる
  • “引き出し”を選択する能力は実践で養われる

このサイトを通じて、Webデザイナーを目指している方にはとにかく、「自分でサイトを企画して作って運用してみよう」というのが私からのメッセージです。