私は26歳の時に、未経験ながらWebデザイナーになることができました

Webデザイナーを目指している方にはご参考になるかと思いますので、私の体験談をお伝えします。

Photo By: Blake Patterson

印刷会社でMacオペレーターをしていた

私の経歴の詳細は「プロフィール」をご覧いただければと思いますが、Webデザイナーになる直前は印刷会社で「Macオペレーター」という仕事をしていました。

具体的には印刷物に使う「図版」の作成を専門とする部署で、Macを使って図版を作成します。

図版には、地図やロゴのトレース、グラフの作成、簡単なイラストを描いたり、とにかくページに挿入される「パーツ」を作成します。

この部署では2年間お世話になり、その後、Webデザイナーとなります

ADSLの登場でインターネットは常時接続の時代に

ちょうどこの頃、Yahoo!が「ADSLモデム」を無料で配り、インターネットが常時接続される時代の幕開けの時でした。

今でこそ、インターネットは常につながっているのが当たり前ですが、一昔前は、電話にモデムを接続して「1分〇円」みたいな料金体系でインターネットに接続した分だけ、費用が発生するという時代。しかも通信速度は今と比べると異常に遅く、Webページの画像も一発で表示されないこともしばしば……。

モデムで通信する際に発せられる「ピー、ヒョロヒョロー、ガー、ガー」という音も今となっては懐かしい思い出。。

ADSLはインターネットに常に接続されていて、かつ、通信速度も以前のモデム通信とは比較にならないほど速い! Webページが一瞬で表示された感動は今も鮮明に覚えています。

このADSLの登場でようやくインターネットが広く生活に普及し始めたのでした。

私もYahoo!のADSLを登場と同時に予約で申し込み、Webサイトを閲覧する「ネットサーフィン」が生活の一部となり、「Webサイト(ホームページ)」というものに興味を持つようになりました。

余談ですが、「ホームページ」はWeb業界やインターネットに詳しい人ほど「Webサイト」と表現します。以後、「ホームページ」は「Webサイト」と記載します。

Webサイトを作成するための本を買ってみた

普段から見るようになった「Webサイト」を自分でも作成してみたいと思い、本を買ってみました。

もうかなり昔なので本のタイトルを失念してしまったのですが、HTMLタグをWindowsのメモ帳で直打ちし、サンプルホームページの「イタリア旅行記」のWebサイトを作るという本でした。

この本のサンプルサイトが私の人生初のWebサイト作成です。

今となってはどうしようもない見た目のサイトでしたが、ブラウザでちゃんと表示された時は嬉しかったです。

職場の効率を上げるためにWebサイトを作った

HTMLを触るようになってから、ある時、このHTMLを使って職場の問題を解決するのに役立つのではないかと思いつきました。

私が所属していたチームでは、毎月発行される定期の印刷物で、案件ごとに図版作成の細かいルールが規定されていました。

図に線を引くときの太さや色の値など、ルールや注意点がたくさんあります。また、それらのルールや注意点が追加されたり、変更されることが多いものでした。

それまで、これらのルールや注意点を各々メモを取るなりして対応していたのですが、HTMLを使って情報を一元化することで、情報の管理もしやすくなり、各自のMacで閲覧できれば効率が上がります。(メンバーは10人くらいいます)

そこで、当時Adobe(アドビ)のWebサイト作成ソフト『PageMill(ページミル)』が部署の共有Macにインストールされていたので、このソフトを使って、部署のルールを一元化したWebサイトを作成しました。これが人生で2つ目に立ち上げたWebサイトです。

この時はただの平社員でしたが、自分の仕事の効率化、チームの効率化になるという想いだけで、立ち上げたサイトです。

私がいる部署だけにWebサイトを作成する新規部署の誘いが!

ある日、会社でWebサイトやCD-ROMに入れるコンテンツを作成する新しい部署を立ち上げるということになり、私がいる部署だけに、その新規部署への希望者を募るということがありました。

私は、前述のようにもともとWebサイトの作成に興味を持ち、独学でHTMLを触り始め、見た目は大変にショボイものでしたが、仕事の効率化のためにWebサイトを立ち上げたこともあるくらいなので、これは大変魅力的なお話。即行で新規部署への異動を希望しました。

他のメンバーは誰も手を挙げず、その後、めでたく希望は叶えられ、Webデザイナーとなったのでした。

好きで自発的に動いていたからWebデザイナーになれたのではないか

今も、どうして自分がいた部署だけに新規部署への希望者を募ったのか、明確には分かりませんが、チャンスは突然訪れました

しかし、自分がHTMLに興味を持ち、自発的に学んだり、Webサイトを作っていたことが無ければ、このチャンスを引き寄せたり、Webデザイナーになるというチャンスをモノにはできなかったと思っています。

未経験からWebデザイナーを目指している方に伝えたいこと

これらの私の経験から、未経験者がWebデザイナーになるために「最低限必要なこと」は以下の2点ではないかと考えています。

  1. Webデザインが本当に好きなのか?
  2. 何か自発的にWebサイトを作ってみたか?

まずこれらがあってこそ、初めてWebデザイナーを目指すスタートラインに立てるのではないかと思うのです。

私は過去、Webデザイナーを採用する側になって面接をしていたこともありますが、スクールや職業訓練での課題ではなく、自分で何らかのWebサイトを作ったという人があまりにも少ないです。

こういう方は本当にWebデザインが好きなんだろうかと疑ってしまいます。本当に好きだったら、無料のでもいいですが、自分でサーバーを借りたりして、とにかくWebサイトを作ってみたくなると思うんですよね。

まとめ

  • Webデザインが本当に好きなのか?
  • 何か自発的にWebサイトを作ってみたか?

未経験からWebデザイナーを目指す方は、この2点を確認するところから始めましょう。